日本競輪選手会山口支部所属の127期生、右近陸人(25)と利川寛太(26)の新人選手紹介が27日、山口県の防府競輪場で行われ、ファンの前でプロデビューへの意気込みを語った。
右近は「昔からスポーツ選手になるのが夢だった。競輪を見て格好いいなと思って」6度目の受験で日本競輪選手養成所に合格した苦労人。3月に在所68位の成績で卒業した。デビューが目前に迫り「自分の力を精いっぱい出せるようにレースに臨みたい」と練習に打ち込む毎日だ。目標選手はもちろん山口の英雄・清水裕友だ。
在所64位の利川は下関国際高校時代にウエイトリフティングで国体、高校総体優勝の輝かしい実績を残す。「体を動かすことが好きだった。自分の努力が賞金に変わるような素晴らしいスポーツを探していた」と社会人生活を経て、競輪界に転身した。目標選手はこちらも清水で「SSに早く昇り詰めて競輪界のトップで活躍したい」と目を輝かせた。
インタビュアーから意気込みを聞かれると、右近は「毎レース、毎レース強くなっていくので応援をお願いします」。利川が「持ち味のダッシュを生かして先行できるレース展開をつくっていきます」と話すと、ファンからは「頑張れ」のエールが送られていた。
ともに5月9~11日の別府ルーキーシリーズがデビュー戦だ。