川崎競輪ナイターFⅠ「スピチャン・スカパー杯」は1日に2日目を行い、ガールズ6Rでは竹野百香(22=三重)が最終ホーム手前から果敢に逃げるも3着だった。

 初日(30日)の大量落車により、2日目のガールズ予選2はレースカットが発生。この6Rは無事故完走なら無条件で決勝に進める前代未聞の一戦となった。この状況を有効活用したのが竹野だ。「こんなチャンスはめったにないですからね。苦手なことに挑戦してみよう」と打鐘2センター6番手から踏み上げ、積極的に風を切った。

「自分は300メートルぐらいしか持たない。あそこ(打鍾過ぎ)からだと500メートルなのでラスト100メートルは激タレでしたね。後ろが飯田(風音)さんで、また(初日に続いて)やられちゃいました」

 最後は飯田と小林優香に先着を許したが、実戦の中でこれ以上ない収穫を得たのは確かだ。

 最終日(2日)の9R決勝も予選2と同じ7人で戦う。「決勝に向けて修正します」。今年5度目の優勝で前走GⅠパールカップ(岸和田)決勝3着の実績がフロックでないことを証明する。