川崎競輪ナイターFⅠ「スピチャン・スカパー杯」は30日に開幕し、予選10Rで地元の堀内俊介(35=神奈川)が1着スタートを決めた。前受けから一度引いて打鐘目がけて発進。近畿2車にイン粘りされてライン決着とならず「甘かった」と反省も、堂々の逃げ切り勝ちだった。
3月には100点台だった競走得点は、気がつけば105点台後半まで上がってきた。聞けば最近では練習でバンクに入ることは「ほとんどない」という。では、なぜ状態が上がってきたのか? 堀内は「半年ほど前からマウンテンバイク(MTB)で練習をするようになって、トルクがついてきたようです」と明かす。
同県の先輩である植木和広とMTBで河川敷へと繰り出し、砂利道や土手を疾走。体幹やバランス感覚が磨かれるだけでなく、アスファルトの上を走る通常の街道練習と違って「車が飛び出してくることもなければ、信号もないので、安心して走れる」だけでなく、何より気分転換にもなるなどメリットは多い。
2日目(1日)の準決11Rは小原太樹―近藤保に前を託された。相手は後藤悠―五日市誠に中井太祐―鷲田幸司で三分戦。初日の反省を生かし、ライン決着で決勝進出を目指す。