弥彦競輪GⅢ「開設75周年記念 ふるさとカップ」は3日目の13日、10~12Rで準決勝が争われ、今大会のベストナインが出そろった。14日の12Rで行われる決勝は脇本雄太(36=福井)が人気を集めそうだが、その表情は…。

 上がり10秒8の大まくりを決めた二予に続き、この日の準決12Rでも上がり10秒8の豪快なまくりを繰り出した。5連勝の完全Vを飾った高松宮記念杯からはこれで8戦7勝。はたから見れば絶好調だが、本人から景気のいい言葉は聞かれなかった。

「前が踏み合っている中での8番手は悪い位置じゃないし、落ち着いていけた」と準決のレース運びについては合格点を与えたが「昨日(2日目)から感じが悪くなっている…」とうつむきながらポツリ。「2日目の後に少し腰を痛めてしまった」ことが原因なようで「なんとか決勝までにケアして頑張ります」と暗い表情のまま、クールダウンへと向かった。

 とはいえ、連日ネガティブなコメントを残しながらも結果を出しているように脚は一枚も二枚も上。最後の力を振り絞って激戦を断つ!