前橋競輪GⅠ「第34回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」は26日、最終日の12Rで決勝戦が行われ、単騎の嘉永泰斗(27=熊本)がGⅠ初優出Vを達成。賞金4390万円(副賞含む)を獲得するとともに、初のグランプリ出場権を手にした。嘉永の師匠・倉岡慎太郎(57=熊本)が、九州に6年ぶりのGⅠタイトルをもたらした愛弟子の快挙にコメントを寄せた。

 愛弟子のGⅠ初制覇に師匠の倉岡も驚きを隠せない。「まさか一発で優勝するとは。来年の全日本選抜へ向けて目標を立てていたし、ここで取るとはビックリですよ。いい方向に向いていますね」。

 今後はその走りはもちろん、競輪界を背負う立場としての立ち振る舞いも求められる。「S級S班としてもそうだし、自転車を降りても人として立派になってほしい。より責任感が芽生えるでしょう」と、さらなる成長に期待を寄せた。