広島競輪GⅢ「開設73周年記念 ひろしまピースカップ」は21日に2日目を開催し、二次予選7Rでは地元の町田太我(25=広島)が後続をちぎっての圧勝で初日からの連勝を決めた。

 1年前から取り組んできた〝増量計画〟が地元記念で実を結ぼうとしている。始めた当初は自身の体をうまくコントロールできず、調子を落とす時期もあった。それでも「9月くらいから力が入るようになってきた」と秋口から成績が急上昇。9月以降はFⅠを3Vと進化を遂げた。

「仕上がっていると思うし、やることはやってきた」と上り調子で迎えた地元記念は一予、二予を豪快なスパートで連勝した。

「感触はすごくいい。過去イチだと思います。地元ということで気合も入っているし(バンク特性を把握できている地の利も)勝手にいい結果に出ている。体重が増えた効果もあると思います。修正するところもありません」

 どちらかといえば泣きのコメントが多い町田から飛び出した強気な発言は、それだけ自信がある証拠だろう。

「今回は優勝だけを目指している」だけあって、もちろん準決も通過点に過ぎない。ただ、最後は「準決は相手が強烈過ぎるので。恵まれることを祈りながら待ちたいと思います」と茶目っ気たっぷりに語った。