広島競輪GⅢ「開設73周年記念 ひろしまピースカップ」は22日、3日目を開催し、準決12Rでは大川龍二(41=広島)が2着でうれしい地元記念初の決勝進出を決めた。
準決は犬伏湧也―松浦悠士の3番手回り。「付いて行けるかどうかは人生で一番の勝負だった。(選手生活を)20年やっているけど、今までにない緊張感でした」。集中力を研ぎ澄ませて強烈な踏み出しにしっかり対応し、自身初となる地元記念決勝の切符をつかみ取った。
感謝の気持ちが原動力になっている。「自分は人に助けられてばかりの人生。声援も本当に力になったし(今の自分があるのは)練習グループの方たちがいるから。今回も連日S級S班と走らせてもらってありがたい」と感慨深げに語った。
決勝には中四国から5人が進出。並びを決める話し合いでは「自分が一番年上なので(笑い)」と町田に番手回りの提案もするなどラインを固める意思は示しつつ「自力選手たちが思いをぶつけ合って決めた並びなので」と地元の3番手回りに落ち着いた。
「まずは自分の仕事をこなしたい。ただ(地元記念決勝は)一生に一度かもしれないし、隙あらば…」と、虎視眈々と地元記念Vを狙っている。