取手競輪GⅢ「第1回ワールドサイクリスト支援競輪」は13日に2日目を行い、渡辺雅也(25=静岡)が二次予選9Rを制して準決進出を決めた。
前を託した同門の長田龍拳が打鐘から積極的に先行。「最終ホームで一段(スピードが)上がって、誰か来たら全部止めるつもりだった」と気合も入った。
1センター付近から車間を切り、3角で襲いかかってきた荒川達郎をブロック。そのあおりで林大悟の侵攻も食い止めたが「止めるのがヘタですぐに戻れず内を空けてしまったし、上野(優太)さんを止められなかった」と内容には満足できなかった。
ただ、上野に一角を崩されたとはいえ、長田は3着に残り、内を締めてくれた3番手の佐藤龍二も4着に踏みとどまって、ライン3車で勝ち上がり。気持ちの入った長田の先行でも「余裕はあったから調子は悪くない」と手応えはある。
長田とともに静岡・星稜高時代から苦楽をともにしてきた125期の阿部俊さんが誘導員検定を受けていた9日に急死。平常心でいられるはずもなく、目前に迫っていた今開催を欠場することも考えたという。父で師匠の渡辺晴智(73期)に相談し「阿部のためにも走るしかない」と背中を押されて出場を決めた。
「正直、ずっとは集中できていない。でも、僕らはやるべきことをやるしかない。阿部に認めてもらえるようなレースをしたい」
初日特選でも連係した根田空史の番手で臨む14日の準決10Rも、天国から見守ってくれている亡き親友とともに戦う。