たけお競輪GIII「武雄市制20周年 開設76周年記念 大楠賞争奪戦」がオッズパークたけお(武雄競輪場)で4月18~21日に開催される。S班嘉永泰斗を中心に地元の山田英明、庸平兄弟や山崎賢人らの九州勢が、真杉匠、南修二のS班戦士らを迎え撃つ。春の武雄の4日間が激闘にあふれる。

 4月3日が50歳の誕生日だった。終生のライバル・小野俊之さんの誕生日が同月21日で、小野さんは50歳とデビュー30年という節目を引退の区切りとした。

「自分にも遠い話ではないのでね。彼は早くからケガに苦しんで悩んでいて、今は自分も…」

 激闘にはケガがつきもので、小倉にとっては近年の落車禍も肉体へのダメージとなっている。それは、事実。酷使した肉体とできる限りの治療で今の位置を維持しているが「味覚がない」ところまで体は悲鳴を上げている。これも、事実。

 だが…。「だが」という表現しかこの男には似合わない。いつかは終着駅にたどり着くものでも、この男はまだまだ乗り越え、先の歴史を刻む。武雄の直線は踊るには最高のステージ。「えらいやっちゃ! えらいやっちゃ!」。竜のほほ笑みが大楠賞を熱く彩る。