競輪ワールドシリーズに参戦する外国人選手の男女6選手が11日、都内で来日記者会見に臨んだ。注目は2024年パリ五輪で3冠に輝くなど自転車競技で絶対王者として君臨するハリー・ラブレイセン(29=オランダ)だ。同シリーズは6月3日開幕の防府から8月川崎まで、計10節で熱戦が繰り広げられる。

 形や名称を変えながら2019年まで行われていた短期登録制度を利用しての外国人選手との交流レースがコロナ禍を経て「競輪ワールドシリーズ」として7年ぶりに復活する。

 参加するのは男子がラブレイセンにジョセフ・トルーマン(29=英国)、マシュー・リチャードソン(27=英国)で、女子はヘティ・ファンデルワウ(27=オランダ)、エレセ・アンドルーズ(26=ニュージーランド)、マチルド・グロ(27=フランス)の計6選手。いずれも自転車競技では世界トップクラスだ。

会見に出席した(左から)トゥルーマン、リチャードソン、ラブレイセン、アンドルーズ、ファンデルワウ、グロ

 中でも断トツの強さを誇るのが、24年パリ五輪でケイリン、スプリント、チームスプリントで3冠に輝き、昨年の世界選手権では1キロメートルタイムトライアルも加えた4冠を獲得したラブレイセン。かねて日本の競輪に興味津々で「実は以前に同い年のトルーマンと大会が行われたカナダのバーで『日本の競輪に行ってみたいな』という話をしたことがあって、先を越された時には嫉妬しましたよ」と笑い話を明かした。

 すでに3月の来日時に古性優作ら日本選手と模擬レースも行っており、準備は万端。「かなり競技とは違いがあってビックリした」と言いつつ、日本独自の競輪への対応も「先行など前々でレースを進めて安全なレースをしたい」とイメージできている。

〝デビュー戦〟となる6月防府の後には28年に五輪の舞台となる米ロサンゼルスでの試走も予定しており、日本での経験を生かしてさらなるスキルアップを図る考え。各地での記録更新にも意欲的で、早速、防府でバンクレコード(8秒8)を塗り替えるかに注目が集まる。

 賞金やつかの間のオフもモチベーションの一つで「時間の都合がつけば自然が豊かな沖縄を旅してみたい」と話した。