松山競輪FⅡ「ルーキーシリーズ2026 スピチャン・スカパー&CTC杯」は9日、2日目を行った。苦労人・森下龍之介(24=福岡)が予選2・10Rで1着を取り決勝進出を果たした。

 競輪選手養成所は受験回数が5回までと制限が設けられている。

「今回生で5回目で受かったのは3人。僕と清家大夢と柳沼鼓太朗です」

 3人はそれぞれの名前を入れ、胸には「貧脚クエスト」と自虐的だがセンスあふれるウエアをつくっている。決勝には上がれなかったものの清家が気持ちのこもった先行でシリーズを盛り上げており、そしてなんと森下と柳沼の2人はヒットを飛ばした。

「本当にこの1着はうれしいです」

 森下は喜びをかみしめる。4回の挑戦の後、5回目の挑戦を支えてくれたのは福岡の吉岡稔真氏が主催する練習グループ『不動會』で「4回受からなかったからこそ、不動會につながった。縁だと思うんです。支えてくれた仲間がいたから合格できた。縁を大事にしたいです」と感謝の思いをあふれさせた。

 父・忠夫(69期)からは「頑張ったことは、必ず生きてくる。諦めないで頑張れ」と応援してもらったという。様々な縁がつないでくれた競輪選手の道。2日目の走りを見れば力も備わってきている。10日の決勝11Rでも好配当の使者となる。