奈良競輪ナイターFⅠ「CTCなら3分前まで買える杯」が23日、開幕する。GⅠで存在感を示した室井蓮太朗(25=徳島)が、さらなる進化に意欲を燃やす。

 前回の弥彦・寬仁親王牌が初GⅠの舞台だったにも関わらず、準決まで駒を進める活躍ぶり。ファンに大きなインパクトを残した。

 寬仁親王牌の決勝では石原颯がGⅠ初制覇。8月松山オールスターでは地元の先輩・犬伏湧也が頂点に立つなど、今や四国勢が競輪界を席巻している。だが、その勢いに刺激を受ける一方で、室井には忘れられない悔しさがある。

 石原の番手を最後まで守れず決勝進出を逃した7月の地元記念準決だ。レース後には「もっと脚力を付けるしかない…」と目に光るものを浮かべながら話していた姿があった。

「めっちゃ悔しかったので…。でもこういう思いがなかったら強くならんし」

 9月富山のGⅡ共同通信社杯の二次予選では再び、石原と同乗。「石原さんに前を回りたいと言ったけど、この時も『ダメ』ってニュアンスで。まだまだ前を回るには脚力が足りな過ぎるので、そこを目標にして」と前を向く。

「その共同杯でも離れているし、成長できていない。スピードアップで成長したい」

 キャリアハイの110点超えで臨む今シリーズの初日は8Rに登場。四国の先輩たちに追いつくためにも、ただひたすら進化を目指す。