四日市競輪GⅢ「開設72周年記念 泗水杯争奪戦」は3日目の11日、準決勝が行われ、決勝戦に臨む9人が出揃った。準決11Rで2着とし、今回初のGⅢ決勝進出を決めたのが栗田貴徳(40=愛媛)だ。「ラッキーボーイというには年齢が…」と苦笑いを見せながらも「2着でしょ? びっくりして言葉が出なかった」と驚きを隠さなかった。
今開催は兄弟子の橋本強(38=愛媛)と同時あっ旋。年齢は栗田の方が上だが、期は橋本が89期で栗田が93期。「年下だけど憧れの選手。(準決は)その選手と走れたのがうれしくて…」。兄弟子とワンツーを決め、ラインの先頭を託した小川真太郎(31=徳島)も3着で揃って準決をクリア。新田祐大(37=福島)や三谷竜生(36=奈良)、諸橋愛(46=新潟)というそうそうたる面々を打ち破った。
「3日間前が頑張ってくれたおかげだし、橋本君にフレームとかいろいろアドバイスももらえたおかげですね」と周囲に感謝した栗田。今開催のラッキーボーイは、決勝の舞台でも波乱を巻き起こすか。