四日市競輪のナイターGⅢ「泗水杯争奪戦」は10日に最終日を迎える。3Rでは「ルーキーシリーズ2024プラス」が行われ125期7人が力勝負を演じる。本デビュー戦での先頭誘導員早期追い抜き(失格)による長期あっ旋停止明けの山崎歩夢(19=福島)にとっては仕切り直しの〝デビュー戦〟となる。
父は芳仁(45=福島・88期)というサラブレッドは、大きな期待を背負って7月の地元いわき平で本デビューを迎えた。しかし初戦でいきなりやらかしてしまう。赤板前で誘導員を追い抜いてしまい1着入線も失格の判定。約4か月、あっせんが止まった。
父は「迷惑かけた分、復帰したら1着をたくさん取ってお返ししなさい。そのためにしっかり4か月は練習するように」と声をかけ、息子はそれを実践した。
「父と4か月、街道練習をメインにみっちりとやってきました。タイムが出るようになったし練習での脚力は上がっていました。トップスピードを上げる練習をやってきた成果を出せるように。スピードをもらって仕掛けるのが得意だし、行けるところがあればどこからでも行くつもりで積極的に走りたい」と同期対決への意気込みを語った。
素質は125期の中でもトップクラス。出遅れた分、ここから猛然と巻き返す!