取手競輪GⅢ「第1回ワールドサイクリスト支援競輪」は13日、2日目を行った。二次予選11Rが終わった後の記者会見場は〝慎太郎劇場〟と化した。

 佐藤慎太郎(49=福島)は目標の小堀敢太を差せず2着に終わり、複雑な思いもあったに違いない。冷静にレース展開を振り返ってから、こう切り出した。

「小堀君は〝慎太郎さんが後ろだからヘタなレースはできない〟というより、しっかりペースに入れて逃げ切ってやろうという感じだった。佐藤慎太郎のパワハラが通じなくなったのかなあ。自分の名前にあぐらをかくことなく精進したい」

 キレのある慎太郎節に会見場は笑いに包まれたが、全身に悔しさがにじみ出ていた。

 最終2角付近で左ふくらはぎが清水剛志の前輪と接触し、擦り傷を負った。「だから抜けなかったということにしておきましょう」と言ったのは照れ隠しだろう。4分の3車輪差でも負けは負け。「バシッと抜きたかったなあ」と本音も漏れた。

 準決11Rは初連係の長田龍拳に託す。別線も強力だが、しっかり自分の仕事をして今度こそバシッと抜く。