取手競輪GⅢ「第1回ワールドサイクリスト支援競輪」は14日に3日目を行い、地元のS班戦士・吉田拓矢(30=茨城)が4R終了後に場内の特設ステージでトークショーに臨んだ。松山記念の決勝5着後は19日開幕の次走GⅡウィナーズカップ(防府)に向けた準備を進めており、前日13日まで立川競輪場で3日間の合宿を行っていたと明かした。
昨年の日本選手権(名古屋)を制して4年ぶりにS班に返り咲いたが、茨城のエースに慢心はない。むしろ「近畿が強すぎる」ことに危機感すら抱いている。2月のGⅠ全日本選抜(熊本)は脇本雄太の大会2連覇で準Vも古性優作。近畿が4車で決勝に乗ったのに対し、関東勢は優出ゼロと寂しい結果に終わった。
打倒近畿へ「関東で一致団結するしかない」との思いから、最近では頻繁に真杉匠や鈴木竜士、鈴木玄人らと10人規模の合宿を行っているという。「みんなが企画してくれるんです。近年は強い選手がいっぱい出てきて、レベルが上がっている。競輪は楽しい」と話すなど充実した日々を送っているようだ。
長く関東のエースを張ってきた平原康多さんが昨年5月に引退し、現在は真杉と吉田がその座を受け継いで「ゴールデンコンビ」と称され、プライベートでも仲がいい。ただ、吉田にしてみれば「真杉におんぶにだっこだし、真杉の前で頑張りたい」との思いも強い。「最近の真杉は玄人に夢中で…(苦笑い)」は冗談としても、一丸となって戦わないことには近畿の牙城は崩せない。まずは次走のGⅡウィナーズカップで〝関東の本気〟を見せつける。