豊橋競輪の大阪・関西万博協賛GⅠ「第40回全日本選抜競輪」は22日、2日目を開催し、準決メンバーが出そろった。窓場千加頼(33=京都)は3日目(23日)の準決11Rに〝覚悟〟を持って臨む。

 近畿勢が準決に12人勝ち上がる躍進を見せ、その分、メンバー構成では悩ましい部分も…。11Rは4人がどうするかで約24分間、古性優作らもまじえて話し込んだ。

 脇本雄太は「(窓場)千加頼がどういう気持ちなのか。自力でやってきているから自力で勝負するのか、近畿として、これからとかをどう考えているのか。自分はそれを尊重する気持ちでした」と窓場の意思が決め手だったと明かした。

 窓場は4車結束の中、福永大智の番手に回る。「後ろにタイトルホルダー2人回ってもらって、責任のある位置。そこを回る覚悟を」と皆と話しながら、これからの近畿でより責任を持って戦っていく決意を固めたという。

 精神面のたくましさは、二次予選11Rでも現れた。そこまで二予を走った近畿勢が全員勝ち上がりを決めており「めちゃくちゃ緊張した。でも、みんながいい流れをつくってくれたので」と、古性と村田雅一と3人で切符を得る戦いを披露した。

 今年は昨年を上回る活躍を求められている。そんな2025年最初のGⅠで真価を問われる一戦がすぐに訪れた。もちろん、チカヨリは期待に応えるのみだ。