小倉競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「第19回吉岡稔真カップ争奪戦」が8日、開幕する。当地では5年半ぶりとなるデイ開催は幅広く優勝のチャンスのある激戦模様。原田研太朗(34=徳島)も争覇級の一人だ。
12年連続で出場していたGⅠオールスター競輪に今年は選出されなかった。その分も11月に当地で開催されるGⅠ競輪祭の出場権は手にしたいところ。選考期間は今月末までで「(平均競走得点で出場権を狙うには)1点以上、上げないといけないと思うしこの後はFⅠばっかりなのできつい。今回がラストチャンスだと思っている」。狙うは4日制GⅢ決勝1位~3位回数上位者での権利取り。今大会は最終日最終レースの3着以内がノルマとなる。
前回の別府では準決で鐘前先行から最終4角を先頭で回ってくる(3着)など動きは活発化。「手応えは良かったですね。長い距離が行けているというのは調子がいい証拠。悪かったら距離は短くなるので」。自らに太鼓判を押すほどデキはいいようだ。
小倉の印象は「FⅠで優勝もあるし、1回スピードに乗ればいいバンクかな」。好相性のバンクで原田の〝勝負駆け〟となる4日間がスタートする。