四日市競輪のナイターFⅠ「桜霞杯」が7日に開幕する。浅井康太や三谷将太、窓場千加頼ら銘柄級が揃うシリーズだが、予選10Rに登場する栗山和樹(27=岐阜)も将来を嘱望される逸材で、大きな注目を集める。
2月川崎で3場所連続完全Vを決めてA級を卒業した125期のスター候補は、S級初戦となった直後の熊本FⅠでもいきなり優出と力を見せた。「裏開催ではあったけど、1着が取れたし決勝にも乗れた。やれるかな」と手応えをつかんだ。
ところがその後は欠場が続き、今節は約2か月ぶりの実戦となる。「3月1日の練習中に(山口)拳矢さんと一緒にコケてしまい、初めて鎖骨を折ってしまいました」とその理由を明かした。
「手術してプレートが入っているけど、練習は普通にできました。タイムとかも悪くなかったし、良いころの7、8割くらいのデキにはあると思います」とのことだったが「久々だし、(調子は)一走してみないと」と慎重な姿勢。
それでも「ヤンググランプリの選考期間に入ったし、S級に特進している同期も増えてきた。一戦一戦しっかり頑張って点数を上げていきたいんです」とモチベーションは高く、復帰初戦から好結果を残そうと気合も入っている。
まずは初日(7日)、同県の竹内雄作とワンツーを決めて、不安を一掃したいところだ。