小松島競輪GⅢ「開設75周年記念 阿波おどり杯争覇戦」は3日、2日目を行った。嘉永泰斗(27=熊本)が二次予選に続き、準決でも躍動する。

 二次予選6Rは後ろに阿竹智史―堤洋の徳島勢、さらに香川の網谷竜次を背負う4車の構成。前々へと踏み込んで山岸佳太の後にハマると、2角まくりでライン上位独占へ導いた。

「地元番組みたいでありがたかった。それに阿竹さんとは前にも連係していたしアシストのおかげで落ち着いて走れるから相性がいい」とさわやかに汗をぬぐった。

 自身には明確な目標がある。「来年2月の地元(熊本)での全日本選抜ですね」。その選考期間は今年の6~11月とすでに始まっている。平均競走得点が主な争点となるため「点数は気になるけど気にしないように…。やることをやって結果が付いてくれば」。

 当然、その舞台では優勝を狙える存在として臨まなければいけない。近況のGⅠで準決に上がれていないことも口にしており「全体的に強くなること」にも取り組んでいく。

 今開催については「暑さが気になるけど感触は変わりなく悪くないです」と動けるデキはある。準決も島川将貴―小川真太郎―阿竹智史の地元勢に託された。任された喜び&4車の利をかみしめつつ決勝切符を手にする。