玉野競輪F1「西日本Cシン・ガッツ玉ちゃん杯」は18日に開幕。注目の初日特選12Rでは、山口拳矢(29=岐阜)が2月豊橋GⅠ「全日本選抜」以来の実戦復帰を果たす。
全日本選抜の最終日に落車(再乗8着)し戦線を離脱。その後も3月1日の練習中に再び落車し、右鎖骨を骨折する不運に見舞われた。月末には名古屋GⅠ「日本選手権競輪(ダービー)」を控える中、「まだ痛いし、ずっと痛いのは痛いけど、休んでても仕方がないし、ここを目途にやってきたというのもあるので」と不安を抱えながらも、今節での復帰を決断した。
「状態的には6~7割ぐらい。パワーは変わらないけど、痛みで体が動かせない部分もあるし、体の使い方とかに影響はある」と慎重な言葉を並べる一方で「ダービー前に1本走っておきたかった」と2年前の〝ダービー王〟しての強い意志ものぞかせた。
初日特選12Rは藤井侑吾の番手を回り、3番手を皿屋豊が固める強力布陣。復帰即白星も狙える陣容で、まずはレース勘を取り戻す。