岸和田競輪の大阪・関西万博協賛GⅠ「第76回高松宮記念杯」は18日、2日目を行い地元の中釜章成(28=大阪)が西日本一次予選1・1Rに出走した。
補欠からの繰り上がりで地元GⅠに参戦しているラッキーボーイが巻き返しに燃えている。
前検日に「あっせんが止まっている間、ひもじい思いをした。(優勝賞金の)5000万円、根こそぎ持っていきたい」とドヤ顔で宣言していたが、1走目は「要所、要所で細かいミスがあった」と、まくってあわやのシーンはつくるも7着に敗れた。
ただ今大会はポイント制のため、2走目の結果次第では二次予選進出も可能になる。「これはデカいですよね。もし1走目が普通の一次予選だったら終わっていたので。それに1走目は1Rで気持ち的にもキツい部分があった。今度は8Rになるし同じ失敗はしません」と力強く言い切った。
2月豊橋のGⅠ全日本選抜では準決まで進出するも、そこで暴走失格。そのペナルティで「無職だった」期間は「練習しかすることがなかった」と脚力を底上げしてきた。
GⅠの悔しさはGⅠで晴らすしかない。勝ち上がって近畿の仲間との〝絆を発動〟させるためにも、ここは最低でも確定板には入っておきたいところだ。