西武園競輪ナイターFI「東京スポーツ杯」が27日に開幕。8RのS級予選では中川誠一郎(46=熊本)が本人もびっくりの逃げ切り勝ちで格上の意地を見せた。

 このレースは高木和仁(51=福岡)、松尾透(40=福岡)と九州3人の構成で、車番的には〝三分戦の一番外〟。

「メンバーを見た瞬間にヤバイなって思いました。Sはどうせ取れないだろうし、スタートで脚を使いながら後ろ攻めになって、抑えに行ったら突っ張られるっていう最悪の展開になる未来が見えた(苦笑)。ゲンさん(野田源一)を見習って〝車番が悪いから単騎でやらせてほしい〟ってお願いしたんですが…(笑い)」

 願いは届かず「九州の先頭で」結局動くことになったが、「意外にもSが取れた」ことで状況は一変。しかも別線が切った上を叩く展開になり、「まさか先行することになると思わなかったけど、あそこで見ちゃうと俺もキツいので。キツかったけど行くしかなかった」と勝負所を逃さなかったことで、九州上位独占が決まった。

「マジでキツかったし、もう脚は売り切れました。バック数もこれで5になっちゃいましたか。多すぎますね(苦笑)。これだと目標を付けてもらえなくなる。準決は年下のマサキ(緒方将樹)と一緒でお願いします。同学年のマサキ(井上昌己)と2人だったら泣きますよ」とドキドキしながら準決のメンバー発表を待っていたが、祈りが通じて緒方の番手回りになった。

 これを見て「良かったです」とようやくここでセイちゃんスマイルがはじけた。