防府競輪GⅡ「第10回ウィナーズカップ」が19日、開幕する。今年S級S班としての歩みを進めている阿部拓真(35=宮城)が心境を明かした。
特選3個レースは事前に発表された。阿部が走るのは12Rで新田祐大と2人――。「新山(響平)がいないのでこういうケースもあると思った」。そして「任せてもらえれば前で頑張らせてほしいと思っていた」と緊張感を胸に競輪場入りした。
「この前のこともありますから」
2月熊本GⅠ全日本選抜最終日は新田が阿部を前に回し3番手で4番手に佐藤慎太郎。中野慎詞の番手を阿部が務めた。2、3日目も同様のケースでS班の阿部を盛り立てる北日本の思いが伝わってきた。
「今までで一番いろんな経験ができたシリーズでした。考えることが多かったです。それを踏まえて練習してきました」
今シリーズのキャッチフレーズが「超人、集う」で競輪界のトップ選手の戦いを表現している。だが阿部はポスターを眺め「俺は、超人じゃない…」とつぶやく。
今年は「S班として成長していく姿を見てほしい」が率直な訴えだ。「何ができるか分からないですが」も瞳の奥は燃え盛っていた。S班として、に立ち向かう大事な一戦がある。