「第73回全日本プロ選手権自転車競技大会」が25日、佐賀県・武雄競輪場で行われた。1キロメートルタイムトライアルの決勝に挑んだ新田祐大(40=福島)は1分02秒421の大会新記録を叩き出して、大会連覇を果たした。
熱烈なファンの歓声が飛び交う中、トリの17人目で登場。序盤から好ペースを刻んでいき、菊池岳仁を1秒以上上回るタイムで、ひと回り年下のライバルに王者の貫禄を示した。
「40歳で正真正銘の1位になれました。毎年、菊池君との対決でファンも楽しみにしていると思う。昨晩は眠れなかったと思うくらいプレッシャーだった。優勝のおまけに大会新もついてうれしいですね」
終わった直後は息も絶え絶え。倒れかけるシーンもあった。それほど全力を注ぎ込んだ証しなのだろう。「1分2秒台は何回かある。人生で5番目くらいのタイムかな」。40歳となっても、衰えを知らないグランドスラマーであった。