自転車競技の国際大会「ジャパントラックカップ2026Ⅰ&Ⅱ」が静岡県の伊豆ベロドロームで開催中だ。14日の「ジャパントラックカップⅠ」初日は男女エリートのスプリントをメインに行った。
男子は決勝で太田海也(RKD)に準決で中野慎詞(RKD)を破った三神遼矢(JPN)が挑んだものの、太田が隙のない走りで完勝し「午後からというタイトなスケジュールの中、選手一人ひとりが全力を尽くした大会を優勝できて良かった」と喜びを語った。
この日は午後の時間だけでスプリントを何本も戦うスケジュールに、太田は「ちょっとした技術、休憩の取り方とかを他の選手よりうまくできたと思う」と経験を武器に戦えたと胸を張りつつ、「みんなが勝ち上がりでだいぶ消耗するほど戦っていたのもあるので」と肩をすぼめた。
女子は佐藤水菜(RKD)と世界トップクラスで活躍するユエン・リーイン(中国)が激突。3本目にもつれこんだが「レース内容でいろんな取り組みをしたことで」と勝利をもぎ取ると「最近ずっと勝ててなかったので良かった」と笑顔を見せた。その上で「中国は層が厚くてレベルが高い。日本女子は危機感を持たないと」と現実を見つめていた。
中国チームは予選のハロンでユエンは10秒360のトップタイム、ユエン以外の4選手も10秒中盤とレベルを上げている。15日は男女ともケイリンがメイン種目になり、佐藤は「(パリ五輪ケイリン・スプリントで金メダルの)アンドルーズ(ニュージーランド)も加わってすごい戦いになると思う」と表情をさらに引き締めた。
エリミネイションは男子を児島直樹(JPN)、が貫禄の優勝を飾り、集団が分裂する流れのレースを「特殊な展開になったけどうまく対応できた」と振り返った。
女子優勝の内野艶和(HPC)も「周りを見て自分がどこにいるか確認できた」と余裕を感じさせていたが、除外のタイミングに中盤からズレが生じており、ラストスパートを決めたつもりが「最後にもう一本! と言われた時は、えっ、て」と驚いたが、持ち前の尽きない体力で踏み切った。