函館競輪のナイターGⅢ「開設76周年記念 五稜郭杯争奪戦」は14日に開幕し、4Rでは武藤龍生(35=埼玉)が人気に応えて1着で二次予選進出を決めた。
前を託した小畑勝広が前受けから近畿2車を出させて中団をキープ。最終2角から盤石のまくりで前をのみ込んだ。「小畑君が作戦通り上手に走ってくれました」。武藤は余裕を持って差し切るだけだった。
ただ、楽な戦いだったわけでもない。3月久留米の落車で肋骨を2本骨折。「前回よりは良くなっているけど、力を込めた時に痛みがある」という。体幹部分の骨折だけに不安もあるようで、ギリギリの戦いを強いられている。
武藤には〝もう一つの悩み〟もあった。「小畑君が誕生日だったんですよね。前検日の参加式でお祝いされていたし…」。小畑にも「誕生日だから残してくれるかな」という一縷の望みがあったようだが、シルシを背負った責任を果たすのが勝負の世界の厳しさだ。
15日の11R二次予選は武田亮の番手で、相手は新山響平―成田和也―川津悠輝。今度は地元地区3車に勝負の世界の厳しさを見せつけ、本線撃破に闘志を燃やす。