伊東競輪ナイターFⅠ「競輪ワールドシリーズ2026」は10日、開幕する。メインの12R特選は、選手たちが「何人か外国人みたいな選手がいる」と苦笑交じりに言うほど特濃なメンバーで、中でも注目を集めるのがGⅠ高松宮記念杯(岸和田)から中17日での参戦となる深谷知広(36=静岡)だ。
「平成の怪物」と称された男にも〝怖いもの〟はある。GⅠでの激闘を終えて「いったんリフレッシュにあてた」という深谷が向かった先はマカオで、旅をともにした真杉匠とマカオタワーの61階展望デッキ(高さ233メートル)から地上に向けてダイブするタワー系では世界一とも言われるバンジージャンプに挑戦。そのときの恐怖体験を明かした。
「もし一人だったら、30分は飛ぼうか飛ぶまいか、ためらっていたでしょうね。気づいたらカウントダウンが始まっていて、背中を押される感じでダイブしました。競輪では感じたことのない緊張感で、怖かったです。今なら〝もう1回〟と思えますけど、直後に真杉から『もう1回飛びましょうよ』と言われた時は、さすがに無理でした(笑い)」
今年は3月のGⅡウィナーズカップで3年ぶりとなるビッグ制覇を成し遂げたが、GⅠタイトルとなると2014年7月の寬仁親王牌(弥彦)までさかのぼらなければならない。マカオでリフレッシュした後は、しっかりと練習で追い込んだ。「今は疲れを抜いているところ」で「8月のオールスター(松山)に向けていい状態になれば」と先を見据える。
初日の相手は太田海也―松浦悠士―久米良に単騎の桜井祐太郎、松岡貴久と「厳しいメンバー」で激戦必至。ただ、メンタルとフィジカルに刺激を入れてきた深谷に怖いものはない。