小松島競輪GIII「開設76周年記念 阿波おどり杯争覇戦」が2日、開幕する。特選には今年速くもGI・2冠の古性優作(35=大阪)が登場する。

 3度目の地元GI高松宮記念杯を制した前回開催。決勝で前を任せた寺崎浩平がゴール直前で落車したこともあり、最高の結果を手にしたはずの王者に笑顔はなかった。それから中9日、決勝の映像を何度も何度も見返した。

「寺崎君があれだけすごいレースをしてくれたので、次こうしたらワンツーできるかも、というのを見つけたので今後に生かしたい」

 優勝して終わりではなくラインで決めてこそ。それがさらなる高みを目指す古性にとって本当の勝利と位置づけている。

 今年は平塚ダービー、高松宮記念杯とすでにGIを2V。賞金ランクも独走状態にあるものの「この後もサマーナイトフェスティバルがあるし、8月オールスターも控えているので。前半戦、後半戦じゃなく1年スパンで考えています」と、立ち止まることなく年末まで駆け抜けていく。

 初日特選12Rは単騎戦。縦横無尽の動きで好位に取りつき、勝負どころでタテ脚を爆発させる。〝とにかく古性〟。ファンの車券の信頼の軸は、この男のペダルに潜んでいる。