立川競輪FⅠ「競輪ワールドシリーズ2026」が28日、準決をメインに2日目を開催した。S級は外国人選手2人が順当に決勝進出。並びはハリー・ラブレイセン(29=オランダ)―マシュー・リチャードソン(27=英国)でスンナリ決まった。

 ラブレイセンは前回岸和田の決勝でも打鐘先行で大名マークのジョセフ・トゥルーマン(英国)を振り切っており、脚力は外国人選手の中でも2枚ぐらい抜けている印象だ。このテのレースは番手の逆転から狙うのが常道ではあるが「調子が良ければあのようなフィニッシュができる」とサラリ。さすがパリ五輪3冠(スプリント、チームスプリント、ケイリン金メダル)の世界最強アスリート。〝俺を誰だと思っているんだ〟とでも言わんばかりだ。

 番手になったリチャードソンは「国際大会ではライバルの存在。一緒に走れることがとてもうれしい」と、最強ライダーとの連係を心待ちにしていた様子。前回伊東では自在性のある動きも見せており「後ろを回るのは慣れないけど、ブロックはやったことがある。プロテクターを装着して臨もうか」と話して笑いを誘った。もちろんヤル気だ。

 表情からは自信と余裕が感じられ「互いにいい仕事ができれば、いい結果が得られる」と口を揃えた。ラブレイセンは「初日より調子は良く、レース(内容)にも満足している」と充実感を漂わせ、リチャードソンからは「ハリーが勝った時は自分がいい仕事をしたということ。自分が勝った時はハリーの仕事が良かったということ」と、ライン戦の極意を心得たようなコメントも出た。

 話題も見どころも満載の今シリーズ。最後は、この2人の独壇場で終わりそうな雰囲気だ。