立川競輪のFⅠシリーズ「東京スポーツ杯」が9日に開幕した。福田稔希(23=栃木)と岩井芯(21=岐阜)の125期同期対決に注目が集まった予選9Rは、岩井が別線完封の逃げを打ち中部ラインが上位を独占した。

 初手で中団をキープした岩井は後ろ攻めの福田を警戒しながら赤板で先に切って先行態勢に入る。福田が鐘4角から踏み上げたが、これをしっかり合わせ切ると不破将登に微差かわされたものの、しっかりライン決着に導いた。

「福田さんを出させるつもりはなかったし、抑え先行で勝負しようと思っていました。ラインで決まってうれしいです」

 カマシやまくりを得意とするタイプだが、抑え先行で強力な同期を封じた価値は非常に高い。

 初のS級戦となった和歌山記念では2日目から怒とうの3連対で特別優秀戦も制し、続く松戸FⅠでも節間2勝と、昇級後はこれで8戦4勝6連対。「S級でもボチボチやれそうです」と真顔で答えたが、ボチボチどころか十二分に通用している。ついに中部に現れた期待の新星は、10日の準決10Rで同期の山崎歩夢と対峙する。再び同期対決を制してS級初優出を決めるか。