立川競輪のFⅠシリーズ「東京スポーツ杯」は10日に2日目を迎え、10RのS級準決勝は山崎歩夢(20=福島)が圧巻の突っ張り先行で快勝した。

 同期の岩井芯、実力者の山賀雅仁が相手の三分戦だったこのレース。自らSを取ると「岩井さんは同期だし負けられないので」と後ろ攻めから上昇を図った岩井を突っ張り、赤板から主導権奪取。そのまま一本棒の逃げを打って別線を完封し、さらに番手の大槻寛徳も力強く振り切った。

 周りから「かかりがすごかった」と称賛の声が上がる完璧な先行に、自身も手応えを感じたようで「今までの先行で一番良かったと思います。踏んでいる感じもペース配分も。隙をつくらず走れたしレベルアップできているのかも」と少しだけ笑みもこぼれた。

 それでも翌日の決勝に話題が及ぶと「最近は決勝で勝ち切れていない。明日(11日)が一番大事になるし、そこで勝ち切れるように」と背筋を伸ばした。

 年末に地元のいわき平で行われるヤングGP出場を「最低限だと思っている」と話すなど志を高く持つ北の若き大砲が、昨年9月の小倉以来2回目となるS級Vを目指して持てる力を出し切る!