小田原競輪FⅠ「万葉の湯杯争奪戦」が26日、開幕する。前回四日市FⅠで久々の優勝を飾った吉田有希(25=岐阜)が明るい表情で検車場に姿を見せた。
「正直ホッとしました」。これが偽らざる心境だ。半年ぶりの美酒を味わった前回は、7月に岐阜に移籍して初めての優勝。同時に来年3月にホームの大垣で開催予定のGⅡ「ウィナーズカップ」出場にも大きく前進する価値あるVとなった。
「移籍してから中部のお客さんには『(関東の)スパイ』とか散々言われていたので(笑い)とりあえず良かった。何とかラインでも決められたし(ビッグレース出場権の)特典が付いてきたのも大きかったです」
新天地に腰を据えて4か月「いろいろなことがだいぶ落ち着いてきた」と身辺の整理も一段落。「若手も多くていい環境で練習させてもらっているし、少しずつ良くなっている感覚もあります」と、一時は崩していたリズムもようやく取り戻しつつある。
前回からは日にちが空いたこともあり、通常のバンク練習に加え「移籍して新たに取り入れた」というマウンテンバイクのコースを回るなど、ここまでは充実した時間を過ごしてきた。「せっかく優勝できたので、この流れを継続できればと思います」。主力の相次ぐ欠場で特選に滑り込んだ運も味方に、初日から攻めの走りで流れをつかみにいく。