立川競輪「KEIRINグランプリ2023シリーズ」は29日、2日目を行った。11RのGP「ガールズグランプリ2023」はナショナルチームの佐藤水菜(25=神奈川)が3番手バックまくりで圧勝。V賞金1330万円(副賞含む)を獲得した。佐藤は4回目の挑戦で初戴冠。また、獲得賞金は2903万円で初の賞金女王に輝いた。
世界のサトミナが無双ぶりを見せつけた。
「お客さんからの声援で勇気をもらって強いレースができた。すごくうれしいし感謝を伝えたい」
中団が取れたことが勝因だ。吉川美穂―尾方真生―佐藤―久米詩―児玉碧衣―梅川風子―坂口楓華で周回を重ね尾方が残り1周でスパート。前団をロックオンした佐藤は2角過ぎから世界水準のスピードでひとまくり。
今年わずか18走で賞金女王に。V賞金の使い道は「新しいワンチャン、3匹目が欲しいですね。レースに勝った時に親孝行はもちろんだけど、愛犬に何かプレゼントしたいと思うのもレースへの原動力」とはにかんだ。
来年8月のパリ五輪へノンストップ。「五輪で金メダルを取って、胸を張ってガールズケイリンに帰ってきたい」。ジャパンのエースが世界でも大暴れだ。