立川競輪FⅠは19日、最終日を行う。昨年の当地ガールズグランプリに出場した児玉碧衣(28=福岡)、坂口楓華(26=愛知)、吉川美穂(31=和歌山)はきっちり決勝進出を決めた。

 通常の開催とははるかにレベルが高いシリーズに、「この開催は賞金が倍でもいいでしょう」と各地から声が上がるほど。児玉は「競走得点もGⅠの選考にかかわってくるので、その意味では厳しい面もある」と実情を話す。

 そして優勝者には「き、金券を10万円分…」上乗せしてもらえないか、と切に訴えた。それ以上の価値がありそうな7人の対決だが、現実的な数字でのバックアップを切望した。

 ガールズケイリンは昨年GⅠが創設され、賞金面での改善は進んでいるものの、男子の状況とはやはり違う。

 GⅢがない状況でのガールズの賞金事情も大きく異なっており「それにガールズグランプリは2着以下の賞金がとても低い…」(児玉)という現実がある。社会的にガールズケイリンが魅力あふれる仕事であるためにも、さらなる進化が求められている。