奈良競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪GⅢ「開設73周年記念 春日賞争覇戦」は25日、最終日を行う。決勝は近畿勢が7人勝ち上がり、並びに注目が集まったが、7人みんなで気持ちを確かめ合い、3つのラインに分かれることになった。脇本雄太(34=福井)は何を考えていたのか。
脇本はまず「3つに分かれてみんなにチャンスがあるように、と僕の方から提案させてもらいました。いろいろと思いはありますが…」と悩ましい表情で話した。続けて「地元近畿地区で古性(優作)君との連係を深めたい、という気持ちもありますが…」との悩みもあったと明かした。
大ケガや病気からの復調ぶりをアピールする3走だが「ちょっとずつ良くなっているけど、自分的にはまだまだ」。慎重な様子だったが、完全優勝は遠くない。
また、古性優作(33=大阪)は「近畿は3つに分かれますが、ファンの方も面白いと思ってもらえるかな」と楽しそうに笑っていた。