4月12~14日の日程で「2024UCIネーションズカップ第3戦」がカナダで開催される。3月香港での第2戦を終え、テクニカルディレクターのブノワ氏が日本選手団について語った。

 香港大会を終え、ブノワ氏は「日本チームがトラック競技において世界で最強の国のひとつであることを確認できた」と断言する。

「五輪のメダルを目指す有力選手として太田海也と佐藤水菜を擁し、この数か月でメダルに絡む様々な局面に顔を出すことで、もはや挑戦者ではなく、一番高いところを競うチームであることを証明した」

 日本チームについて「選手自身がメダル獲得に対して強い責任感を覚えるほどの力を手にした」と評価しながらも、「トップレベルの国々の進化はとどまるところを知りません。組織構成や人的資源、スキルはさらに上のレベルのものが必要になってくる」と課題に言及した。

 8月に迫るパリ五輪に向けては「現実的な目標として、パリでは2つ、もしくは3つのメダル獲得を想定しています。しかしポテンシャルとしてはもっと多くを狙えると思っています」と力強く話した。