四日市競輪のナイターFⅡ「中京スポーツ杯」が13日、開幕する。ガールズケイリンでは次走にGⅠオールガールズクラシック(岐阜)を控える選手も参戦。その一人・奥井迪(43=東京)は課題を持って大一番への道のりを歩んでいる。
前回の玉野決勝は自身のまくりに合わせて踏み込んだ松本詩乃を乗り越えれず2着止まり。「自分でやろうと思ったことができなかったですね。このままではダメ」と表情が曇る。
「基本は先行ですけど状況、状況に合わせて走らないと」
今までもこれからもベースのスタイルは変わらないが、戦法の引き出しを増やすことで進化を図る。玉野ではまくりを〝試した〟形になったが「出足が良くなかったし、普段(まくりを)やっていないから間合いの取り方とかもヘタでした」。
それでも収穫はあった。「レースの中でやらないと分からないところもあるし、考えるきっかけにもなりました。ここからしっかり変わっていけるように」。改善点から逃げることなくレベルアップを目指す。
オールガールズCへ「今年最初のGⅠだし目標とするレースではありますね。結果を残せるように」とモチベーションは上がっている。その最終調整となる今節は「1月に完全優勝した」ゲンのいい四日市が舞台。内容、結果ともに次走に弾みをつける3日間にする。