富山競輪GIII「開設74周年記念 瑞峰立山賞争奪戦」が31日、開幕する。好メンバーが揃う初日特選は守沢太志(40=秋田)も気になる存在だ。

 今月20日に40歳になったわけだが、長い髪を揺らし、あどけない笑顔はまだまだ若い。「実感はないですけど…」と話しつつも「もうオッサンですから」と苦笑い。しかし「40歳になってから強い選手もいますし、同県には内藤(宣彦)さんがいますから。GIII決勝3着ですよ(28日最終日の京王閣GIII)」と続けた。内藤は54歳にしてそうそうたる顔ぶれの中、GIII決勝で確定板入り。40歳は、まだ若い。

 初日特選12Rは北日本1人で単騎戦の勝負になる。「脚もないんで何ができるか分かりませんけど」。謙遜のスタイルは変わらない。実際に強力メンバーの中で脚力が劣ることは実感しているものとしても、その中で何らかの打開策を見せるのがモリサワだ。そう、この時モリサワは〝攻沢〟になるのだ。

 3・3バンクのスピード戦。内外問わず、攻められる場所があれば飛び込んでいく。「えっ、髪型がジャッキー・チェンみたい? じゃ、じゃあ酔拳で頑張ります!」。襟足の伸びた容貌はアクションの名優ジャッキー・チェンを思わせる。ファンを酔わせる戦いで、結果も出す。

 アチョー!!