ガールズGⅠ「第3回オールガールズクラシック」が25日、岐阜競輪場で幕を開ける。
2024年パリ五輪自転車競技、日本代表の太田りゆ(30=埼玉)は昨年、これまで8年間在籍したナショナルチームを離れ競技を引退。ガールズケイリン一本で戦っていくことを表明した。得意戦法であるカマシ、まくりを徹底し今年は9場所を走って23勝5Vと絶好調。確定板を外したのは1月松山決勝のわずか1度だけと圧倒的な安定感を誇っている。
「(まくり主体は)一辺倒と言われますけど、今は武器をあえて磨いている感じです」と長所を生かした戦法を貫いている。
これまでの経験を生かし、最近は新たなフィールドでの活躍も目立つ。先日は代々木警察署の一日警察署を務めた。1月にも伊豆中央警察署で同役を務めており、「ガールズケイリンの選手として仕事を頂けたと思います。いい形で出られていると実感しましたね。ガールズの未来につながれば」とガールズケイリンの知名度アップにも一役買った。
クラシック予選9Rは〝ビューティー枠〟に配置された。金網越しにファンとの距離がもっとも近い7番車のことを指す造語で、ひときわ注目を浴びる。魅せて勝つ、華のある走りでファンの心を捕まえてみせる。