ガールズGⅠ「第3回オールガールズクラシック」が25日、岐阜競輪場で幕を開ける。初日メインの12R「ティアラカップ」は、佐藤水菜をはじめそうそうたる顔ぶれ。昨年のGⅠパールカップ覇者・石井貴子(35=千葉)も名を連ねている。
ガールズGⅠが2023年6月岸和田パールカップで始まり、GⅠを中心とした戦いが始まった。デビューからトップで戦ってきた〝おたかさん〟だが、続いた大ケガでその舞台、ガールズGⅠにいないことが続いた。だからこそ「この大会は初めて出場権を取ることができて出ることができるので」と、まずは出場するための戦いに勝つこと、その重みを感じている。
昨年6月にはパールカップで復活の優勝を飾った。「GⅠができて、そこで回っていくシーズンは初めてだった。出場権を得てから半年、っていう経験も初めてだった。イレギュラーで勉強になりましたけど、疲れましたね」。グランプリの後は「明けてから1月は本当に疲れていて、春になって昨年の疲れ感、落ち込み具合はなくなってきたのかな」と現在に至っている。
まずは「特選(ティアラカップ)から走れるのは大きいし、1日1日、しっかりと自分のやるべきことを」と集中していく。岐阜は生まれ故郷だが「自転車に乗り始めたのが千葉なので、ただ近いって感じかな」と強い地元感はないと話すが、故郷の空気はやはり別。胸いっぱいに吸い込んで、力に変えていく。