熊本競輪「ルーキーシリーズ スピチャンスカパー杯」は3日、2日目を開催。A級準決勝と127、128期の予選2が行われ、それぞれのベスト7が揃った。
ルーキーシリーズで2戦2勝は2人だけ。いずれも男子で在所1位の尾野翔一(25=福岡)と、同15位の杉浦颯太(19=北海道)だった。中でも杉浦は、初日に卒記チャンプの三神遼矢(23=福島)を下し、2日目は在所7位の丸山留依(19=静岡)を破っての価値ある連勝だ。
「自転車との一体感もあるし、まくりも良かった。丸山君とは高校生時代に1回だけ対戦がある。高3の1キロタイムトライアルで、その時は丸山君に勝ちました。でも養成所の成績は丸山君の方が上でした」。
父は還暦レーサーの杉浦康一(60=北海道)。「父からは『冷静に楽しんで来い』と言われてきました。レースでは楽しめるまではいかないけど、終わってからの空気感とかは楽しめているかな」と話す。強敵揃いの決勝で楽しんで走れれば、127期最初の優勝が見えてくる。