岐阜競輪場で1月20日、新管理棟竣工式と内覧会が行われた。

 総工事費14・5億円をかけ鉄骨造2階建てとなった新棟の特徴は「女子選手に配慮した施設」であること。白を基調した館内は清潔感と解放感に満ち、国内初の女子選手専用宿泊室(4人×6室)をはじめ、浴室、シャワー室、トイレなどの女子選手専用エリアを備える。男性選手エリア、検車場、ローラー室や控室も拡充。ファン目線では敢闘門が見どころだ。

 テープカットには柴橋正直岐阜市長(写真左から5人目)、日本自転車競技連盟・選手強化スーパーバイザーの中野浩一氏(写真左端)ら8人が参加した。

 柴橋市長は「岐阜市民に愛されてきた競輪場はここから新しい歴史を刻みます。女子選手専用エリアもでき、快適な環境でトレーニングをし、男子選手、女子選手の皆様に持てる力を存分に発揮していただきたい。また若い皆さんの人材育成の場としても活用していただけると心から願っております」と話した。

 新管理棟とナイター照明設備工事のため約1年4か月休催していた岐阜競輪場は1月25日のFⅠ戦から再開。2月9日からはG1「第39回全日本選抜競輪」が行われる。