別府競輪FⅡ「ルーキーシリーズ2025 スピチャン・スカパー杯」が9日に開幕した。

 今開催がデビュー戦となった酒井亜樹(23=大阪)は6Rに出走。最終2角6番手から鮮やかなまくりで完勝を決めた。「すごく緊張したけど、発走機に付いたら落ち着きました」と笑った。

 兄は109期の酒井拳蔵(29=大阪)。前検に行く前にはメッセージが送られて来たそうで「自分はデビュー戦3連勝したぞ、って、動画と一緒に送られて来ました」。そんなプレッシャー?を跳ねのけて1着スタートを決めた。

 初日は雨の中のレースだったが「実は私、雨女なんです」と衝撃の告白も。「卒業記念レースも雨だったし、BMXをやってた時の大事な大会も雨でした。大切な日はいつも雨なんですよね」と苦笑い。幸い2日目以降は雨も止む予報。兄と同じ3連勝を決めて、晴れやかな顔で初優勝を迎えるつもりだ。