静岡競輪GⅢ「開設73周年記念 たちあおい賞争奪戦」は13日、2日目を行った。佐藤慎太郎(49=福島)は二次予選8Rで白星を挙げた。
節目到達にあと1と迫る499勝目は、新田祐大の後ろからコースを縫って鮮やかに突き抜ける慎太郎らしい勝ち方で決めた。「いいコースを行けましたね。それにしてもバックを何度も踏むのはキツい。まあ、それも含めて新田の魅力なんだけど」。苦笑しつつも表情には久々に充実感、満足感が漂った。
昨年1月の骨盤骨折から1年、ようやく本来の姿に戻りつつある。初日特選でも周囲の不安をよそに、郡司浩平のまくりに離れず続いてみせた。
「やっと普通に練習できるようになって、そういう意味で楽しみは出てきた。なかなか上積みできないけど、そこはこれから」
年齢、限界に抗う慎太郎の挑戦は、これからも続いていく。軽妙な慎太郎節も健在だ。
記録達成については「丸山(啓一)さん、小泉(俊也)さんだってできるんだから」と、この日500勝達成セレモニーを行った地元2人を引き合いに出して爆笑を誘い「真剣にやっていれば到達できる数字。それを当たり前にやって来られたってこと」と続けた。「リーチ一発とまではいかなくても、ツモれればいいですよ」。ファン待望の瞬間は目前に迫っている。