別府競輪のFⅡ「ルーキーシリーズ2025」は10日、2日目を開催した。アドバンスで実施されている男子のルーキーS8R予選2でまくりを決めた川村峻輝(23=京都)は、デビュー5戦目にしてうれしい初勝利となった。

「まくりなら自信があったし、後ろも来なかったので(最終)2角過ぎから自分で仕掛けた。手応えもいいと思う」と満足げだ。

 父は特別戦線でも好走したS級レーサー川村晃司。師匠はGⅢを4度制し、GⅠ戦線で活躍する山田久徳だ。「師匠からは『今回は何としても1着にこだわって3日間1着で』と言われていました。初日はダメだったけど、決勝戦で1着取りたいですね」と意欲を見せる。

 普段は師匠や村上博幸らと汗を流しているという。「GⅠの場で戦っている人と一緒で、いろいろ吸収させてもらっている」。強敵揃いの最終日(11日)の決勝戦も、勝ちにこだわった走りでVを目指す。