宇都宮競輪のGⅢ「開設76周年記念 第1回レジェンド神山雄一郎カップ」が15日に開幕。ビッグレースで何度も神山氏と共闘してきた武田豊樹(51=茨城)は初日7Rで白星スタートとした。
今年から「神山雄一郎カップ」に改称され、多くの選手が神山氏への熱い思いを胸の内に抱えて今大会に臨んでいる。もちろん〝茨城のレジェンド〟も例外ではない。
「前検日にやっと神山さんにお会いできました。やり取りとかはしていたけど、会うのは引退後初めてだったので、緊張しながらも長くいろいろお話しました。だからなのか、やっぱり気持ちの高ぶりがすごかったですね」
そんな中で迎えた初日は前を任せた武田亮が不発に終わるも、勢いをもらって強襲し白星発進。さらに神山氏の弟子の飯嶋則之も確定板に連れ込んだ。「気持ちが高ぶったし、飯嶋君が後ろというのも緊張感があった。(1走して結果を出せて)今は開放感があります(笑い)」と心地よく汗をぬぐった。
追い込み転身後は記念戦線でなかなか活躍できていないが「今までやってきたことを信じて全力を尽くせば、夢ではないステージだと思う」と久々の記念決勝の舞台を今回の目標に設定している。二次予選は通過点にすぎない!