宇都宮競輪のGⅢ「開設76周年記念 第1回レジェンド神山雄一郎カップ」は18日、いよいよ最終日を迎える。地元の絶対的エース真杉匠が準決で失格を犯しまさかの離脱。そんな中で、坂井洋(30=栃木)と神山拓弥(38=栃木)が優出に成功し地元の牙城を守った。

 坂井は意外にも地元グレードレース初の決勝進出で「地元ではチャレンジの特進を決めてから(7場所連続で)決勝を外していたので(苦笑)」と地元戦を苦手としていたが、ここで悪い流れをここで断ち切った。決勝へ向けては「真杉君がいた方が盛り上がるはずだし残念だけど…。拓弥さんと一緒にやれることを精いっぱい頑張ります」とコメント。

 また、いつもニコニコしている神山もさすがに準決後は「残念…。真杉君と上がりたかったけど…」と神妙な面持ち。それでも2022年ウィナーズカップ以来となる地元グレードレース決勝に「せっかく地元で決勝に乗れたし坂井君と2人で頑張ります」と闘志を燃やした。