競輪の2025年優秀選手表彰式典が25日、都内のホテルで故寬仁親王の長女・彬子女王殿下ご臨席のもと、関係者、ファンら約400人を集めて盛大に行われ、男女のMVP郡司浩平(35=神奈川)、佐藤水菜(27=神奈川)をはじめ表彰選手17人(窪木一茂は欠席)が登壇した。

 郡司は6回目の挑戦で「KEIRINグランプリ」(平塚)を優勝。賞金王にも輝き、初の最優秀選手賞選出となった。チャンピオンブレザーに袖を通すと「この名誉ある賞に恥じないように、これからも一生懸命努力して頑張っていきたい」と引き締まった表情であいさつした。

 佐藤は年間4つのGⅠとガールズグランプリすべてを制して年間グランプリスラムの大偉業を達成するだけでなく、世界選手権でも女子ケイリンを連覇。文句なしのMVP選出に「ガールズはもちろん、ナショナルチームでも強いチームをつくって世界一を目指せるように」と、改めて国内外での活躍を誓った。

 式典ではやや硬さが見られた2人だが、その後の祝賀会ではリラックスした表情で会場の雰囲気を楽しんだ。郡司は昨年のグランプリ制覇を改めて振り返り「周りの方が喜んでくれたのが一番うれしかった」と話し「父(盛夫さん=引退)も自分のこと以上に喜んでくれたので」と続けた。次のターゲットには地元開催の5月平塚ダービーを挙げ「グランプリを取れた地で、また大きな花を咲かせたい」と力を込めた。

 一方の佐藤は、無双状態の昨年と同様の活躍を期待されることに少々お疲れ? の様子。話題が年間グランプリスラムに及ぶと「無理だと思います」とバッサリ。「皆さんプレッシャーかけ過ぎ。今年は自分のペースでやるべきこと、やりたいことをゆっくりやっていく年にしたい」と周囲の期待に過剰には反応せず、地に足を付けて取り組む意向を示した。

 また、優秀選手賞に選出され、直前のGⅠ全日本選抜(熊本)を制した脇本雄太(36=福井)も元気に登壇した。式典には昨年に続きGⅠ優勝直後の登場で「幸先のいいスタートが切れた。決勝は近畿が4人で今年も近畿に流れが来ていると感じます」と近畿の勢い、ラインの力を改めて実感。11月のGⅠ競輪祭優勝ならダブルグランドスラム達成というとんでもない偉業も視野に入るが「まったく意識してません」と一笑に付していた。