奈良競輪のナイターFⅠ「スピードチャンネル・スカパー杯」は20日、2日目を行った。10R準決では〝夏男〟小畑勝広(26=茨城)が車間を詰めつつ最終3角からまくって、連勝で決勝進出を果たした。
「暖かい時季は調子が上がるんですよ」。そう前検日に話していた通り、動きが光っている。今夏は1着を量産。7月以降は予選で連対を外していない。さらに、8月福井では2023年6月小倉以来のS級優勝を飾るなど勢いは十分だ。
直近4か月の競走得点も105点を突破。「圧倒的なキャリアハイです」と、デビュー7年目で充実期を迎えている。
ところが本人は「冬になったら絶対に弱くなるので(笑い)。夏の間に貯金をしておかないと」。寒さには強い苦手意識を持つだけに、それを補って余りある夏の貯金を残したいところ。
最終日(21日)の決勝で機動力型の相手となるのは脇本勇希。「同期だし、強いのは知っているし(自身の)後ろの人たち(村田雅一、東口善朋)もGⅠ級」と相手に不足はない。勝負の冬を見据え、さらに加速する。